【大人の工作】ファミコンソフトの冒険の書を救う~保存の仕組みと分解したりはんだで溶接したり~

中山テック 代表の中山です。

お互いゲーム好きが興じて飲み屋でお話していた時、ふとソフトの分解の話になったのでコラボを持ちかけました。

自動車関係となれば分解はもちろん、溶接についてもお手の物。

そんな今回はファミコンソフトの分解方法と、某ゲームの冒険の書を守る方法についてお話したいと思います。

※自分もやってみる!と思った方は自己責任で

コラボした友人のX(旧Twitter)はこちら



さて、友人とドラクエⅢをプレイしていたところ・・・(大晦日に何してんだと)

昔よく見かけたアレが出てきてしまいました。

はてさて、困った二人・・・

そこで友人は「ちょっと分解して確認してみっか」とのことでした(発想力!)。

準備

カーボン強化ヘラ。

ソフトをこじ開けるために使用します。

はんだごて。

溶接に使用します。

そしてはんだ。融点が低く工作には持って来い!

そしてこれらの商品ですが、100均で全て揃えたそうです(マジか!?)。

必要なアイテムと利用方法をまとめると

必要アイテム使い道
カーボン強化ヘラ  カセットカバーを外す
はんだ溶接、取り外し。冒険の書を救う(後述)
はんだごて溶接


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カセットカバーを外す

前項で紹介したヘラをねじ込みます。

カセット上部の穴の個所からヘラを押し込むといい感じです。

初めに差し込んだヘラで一旦固定。

もう一つのヘラで反対側に流すように引っ張りこじ開けます。

そのままヘラを下に引っ張ります。

無事、分解できました!

何故冒険の書が記録できなかった

指さした個所の左のボタン電池がなかったのが原因です。

理由としては、冒険の書を保存するため、少量の電流を流して保存し続ける仕組みだからだそうで・・・

そら電池がなければ保存できるモンも出来ませんわな。

本来はこのようにボタン電池がくっついている

ボタン電池を付ける

ボタン電池を置いただけではスルッと落ちてしまうので溶接してくっつけることにしました。

前項にある正常なソフトを見ると溶接されているので、同じ形で作業を行います。

作業順序をまとめると

①(やり方が正しいかは置いといて)プラスとマイナスの接続をはんだごてで溶かして外します。

②①で外した接続箇所と電池を溶接

③①で基盤に溶接(元に戻す)

接続箇所を外します
ボタン電池と接続
プラスマイナスの接続部分を溶接(ブレブレですいません)
基盤に接続

早速プレイ

早速プレイ。問題なく起動するのは気持ち良すぎるだろ

起動しプレイは問題なく、冒険の書が記録できるかを検証。

王様に話してセーブするのは面倒なので、ルイーダの店で仲間を加えたうえで記録を残します。

この後カタカナのキャラクターを仲間にして一旦電源を切ります。

※電源はリセットボタンを押しながら切ることが推奨されています

そして再度電源を入れた所・・・

無念!

わたしの ぼうけんは これで おわってしまった!(某ゲイト風

何回か試してみましたが、バグった状態での継続は可能だったりリセットなら残るという結果でした。

いずれにせよ電源を落とすと消えてしまうことから今回は失敗で終わりました。トホホ

理論上は行ける、という所から見切りスタートを決めた企画なので次回こそ成功するといいなと思いました。

※友人も研究のうえ出直すと言ってました



まとめ

今回は失敗に終わってしまいましたが、どのような構造になっているのか非常に勉強になりました。

電子系は彼の本職でもあるので、次回作に期待です(笑)

いずれオリジナルのミニ四駆的なのを作れたらと二人で話しており、楽しみにしております。

ちなみに今回はOSMO ACTION4で撮影したものを切り抜いてブログに貼り付けましたが、撮影技術は私が要勉強ですね(汗

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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