thumb
乾癬に完治はなく、「完解」が限度

中山テック 代表の中山です。

さて、またしてもプライベートブログですがテーマが若干重いかもしれません。

しかしながら、最近日本でも罹患する患者さんが増えており、また私自身も乾癬患者として長年苦しめられております。

ネットサーフィンしていてたまたま乾癬に関する記事を見つけ執筆する次第です。

少しでも理解されて頂けるよう祈ります。

乾癬は「自己免疫疾患」の一つであるということでした。

免疫が何らかの異常を起こし、「もっと皮膚を再生しろ!!」と活動を起こします。

すると、通常の10倍の速度で皮膚を再生、それにより炎症が起こり赤くなった皮膚の上に再生された皮膚が重なるようです。

現にかゆくて皮膚をこすると中から赤い部分が見えてきます。

「かんせん」と読むので感染と誤解されやすいですが、ウイルス性のものではないので移りません。

自分が自分を攻撃しているだけですので、他人に移ることはありませんが搔きむしると別の皮膚に飛び火するイメージがあります。

こちらのサイトもご覧ください。

代表の乾癬体験談

初めて罹患したのは沖縄で初の一人暮らししている24、5の時でした。

突然広範囲に赤い発疹が現れたのです。

初の一人暮らしということでハウスダストが出たのか、ストレスの蕁麻疹かと思っていました。

しかし、そう簡単には治まらず病院に行くことに。

そこで診断されたのは「乾癬」でした。

昔から中指小指の辺りがカサついてしまうクセがあり、しかもとんでもなくかゆい。

それがストレス爆発して全身に広がってしまったのではないかということです。

ひとまず塗り薬、お医者さんでよく言われる「ストレスを溜めない」「日常生活に気を遣う」を処方されました(笑)

沖縄の時は何だかんだ数か月格闘して寛解を迎えましたが、問題は2014年ごろ。

お恥ずかしながら離婚した後の荒れた生活をしていくうちに再発しました。

筆者は特に頭皮とスネが酷かったです。

掻くと悪化するので書かないように言われましたが、これまた掻くなという方が難しいレベルの痒さが出ます。

良くなることなくしばらく過ごしてましたが、事務所兼住宅を構えた時によく湯船に浸かるようになったのが幸いしたか、よくなった年もありました。

その次の年はまた悪くなったりして一進一退を繰り返しています。

※悪い年の方が多いですけども・・・

乾癬になって困ること

blank
乾癬に完治はなく、「完解」が限度

たくさんありまっせ(笑)

頭皮から白いフケのようなものが落ちる

乾癬とは何かで話したように、10倍のスピードで皮膚が作られるということは使わない皮膚が多いという事でもあります。

つまり、触るとポロっと落ちてきます。

これはフケではなく「鱗屑(りんせつ)」と呼ばれる重なった皮膚のことです。

つまり、合ってるシャンプーを使用して清潔であっても必ず落ちてくるものなのです。

これによって、黒い服が着づらくなる傾向もあります。

※黒い服は頭皮の鱗屑が目立ち、大量のフケが乗っているような状態になるからです

肌の露出がしづらくなる

代表はスネ周りが酷いので夏でも短パンが履けません。

乾癬は乾いている時カサカサしてますが、乾燥肌のカサカサのレベルではないのです。

スネならまだ長ズボンで何とかなりますが、腕に出ると半袖着るのもはばかられます。

生活の質(QOL)が落ちる

まず、とにかくかゆいんです。

掻くと範囲が広がったりするので安易に掻けないですが、それでも我慢出来ない時があります。

ではアレルギーの薬(いわゆるかゆみ止め)飲んだら眠くなりますし、いずれにしても仕事にも支障が出ます。

  • 関連記事

自信が持てなくなる

見られて嫌われたらどうしよう、気持ち悪がられたらどうしようと思ってしまうこともあります。

それが悪化してきたらより考え込んでしまいます。

肉体的な所はもちろん、精神面でも支障が出てしまいます。

読み方の通り「かんせん」すると思われる

以前ファミ〇ーカット1000という某床屋で「これ移りませんか?」と言われたことがあります。

これはかなりショックな出来事でしたが、でも知られていない病気、仕方ないと諦めざるを得なかったですね。

担当の人もさっさと終わらせたかったので、雑なカットだったことを覚えています(笑)

乾癬対策

日光に当たる

紫外線を照射する治療があるので、多少日光にさらすと乾癬に良いとされています。

※やりすぎると皮膚のダメージになるのでご注意を!

事実、夏の間は代表の乾癬は落ち着く傾向にあります。

※頭皮は変わらずなのが悩み

なので夏の間は時間があれば幹部を日焼けして乾癬対策を行っております。

化学療法に頼る治療法です。

乾癬も罹患者が増えてきたことにより薬の方も発展してきました。

今まではステロイド系塗り薬や頭皮用の塗り薬、コムクロシャンプーというシャンプーも出ています。

効果は個人差ありますが、代表のように薬をもらっても長続きしない人には向かないと思います。

日常生活を見直す

酒、たばこはもちろんアウトです。

※代表はいまだに辞められませんが・・・

あとは肉はほどほどに、お野菜中心の生活にシフトするのが良いですが、これは非常に難しい問題です。

余程強い意志を持って取り組まない限りは長続きはしないでしょう。

もし身近な人が乾癬になったら

普段通り接する

先ほど触れましたが、人にうつる病気ではありません。

いつも通り接して頂ければ良いですし、もし相談を受けたら出来れば親身に聞いてあげて欲しいです。

話を聞いてもらえるだけで安心する時あると思うので、是非お願いします。

治療を協力

パートナーが乾癬になった場合、一緒にいる時間も多いと思います。

その時に病院からもらったお薬を塗るのを手伝う、時間が来たら薬の時間であると伝えるなど。

今は飲み薬も出ておりますが強いものなので出来るだけそばにいてあげて欲しいです。

安心感

特にパートナーさんでしたらお話を聞く、そばにいるなどの安心感は非常に強いのです。

というのも、極度のストレスが原因でなる場合もあります。

逆を言えば、多大なストレスが緩和されたら治ることもあります。

頑張る必要はなく、出来るだけそばにいてあげたらと思うばかりです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

多くはストレスが原因で起こるようですが、科学的には解明されていない病気です。

※難病指定してくれないかなぁ

肉体的・精神的に来る病気ですので多くの人に広まってくれると嬉しいです。

見た目が良くないので、多くの人に知られることで「乾癬か、大変だな」と思ってくれるだけで安心します。

そして誰でもなる可能性がある病気、多くの人に認知頂いて理解が広まることを心から願っております。

おすすめの記事